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Vol.36 No.2

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特集:卵子学会トピックス2018
精子先体膜タンパク質EQUATORINの機能;遺伝子改変マウスを用いた解析
JMOR, 36(2) 71-77, 2019
1千葉大学未来医療教育研究センター 〒260-8670 千葉市 2千葉大学大学院医学研究院機能形態学・生殖生物医学 〒260-8670 千葉市

精子は,父親のゲノムを卵子に伝えるために,先体反応と卵子との接着融合から初期胚発生に至る過程に関わる機能分子を持っている.これらの機能分子をコードする遺伝子は精子形成過程で発現し,産生されたタンパク質は精子の機能部位に配備される.様々な機能タンパク質をターゲットにした遺伝子改変マウスが多数作られている.これらのモデルマウスの解析から得られた情報は,ヒトの生殖や不妊を理解するために有用なものも多い.この総説では,先体膜タンパク質エクアトリンEQUATORINをコードするEqtn遺伝子改変マウスと抗EQUATORIN抗体を用いて解析した例を紹介する.

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