一般社団法人 日本卵子学会

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Vol.42 No.1

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特集:バイオプシーに関する手技の紹介
生殖補助医療における着床前胚染色体異数性検査のための胚生検の実践
JMOR, 42(1) 23-29, 2025
医療法人アイブイエフ詠田クリニック 〒810-0001 福岡市

着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)は,世界的に使用が増加しており,本邦においても例外ではない.生検は,胚に対して侵襲的な技術であり,胚の生存性に影響するだけでなくPGT-Aの結果にも影響するため十分に注意して実施する必要がある.生検の対象は,これまでに極体,割球,栄養外胚葉(TE)などの有用性が報告されているが,現在はTE生検が主流となっている.TE生検には,生検前の準備から胚盤胞の透明帯開口,TE細胞の切除/排出,チュービングなど多くの習得しなければならない工程があり,技術者の十分なトレーニングが求められる.

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