一般社団法人 日本卵子学会

書誌情報

Vol.42 No.1

書誌情報 フルテキスト
特集:バイオプシーに関する手技の紹介
TE biopsyのプロトコールとコツ
JMOR, 42(1) 15-21, 2025
さくら・はるねクリニック銀座 〒104-0061 中央区

着床前胚染色体異数性検査(preimplantation genetic testing for aneuploidy: PGT-A)は,体外受精で得られた受精卵の細胞を採取(biopsy)し,その細胞の染色体異常を解析することで,移植前に胚の染色体正常性を評価するという検査である.現在,胚盤胞期胚の栄養外胚葉 (Trophectoderm: TE)を採取するbiopsyが実施されている場合が多いが,biopsyおよびtubing(細胞をPCR tubeへ移す手技)のプロトコールは,解析結果に大きく影響することが指摘されている.本稿では,当院で最適化したより安定性の高いbiopsyおよび細胞のtubingの方法について紹介する.

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